昼飯を食べてから、ああ私はもくれんサンの奥様の栗ご飯のオニギリなどを美味しくご馳走になった、ハサバを立てて、稲束を掛け始めた。ハサバは南北方向に立てた。午前と午後の陽を当てようと言う魂胆である。
もくれんサンの子供達は、一仕事終えて飽きると、カマキリだのバッタだのを捕まえて遊んで楽しんでいる。
ハサバに稲束を乗せ終えて、束の数が少ないなァ、との感想。去年は二段に重ねて、ハサバの長さはこれくらいだった。稲の実の数も少ないようだ。プロの与一郎さんの意見では苗を箱に入れたまま田圃の畦に二週間置きっぱなしに、導水路の補修をしていた、したのがいけなかったのだろう、とのこと。ハサバに稲束を掛け終わって、落穂拾いをする。丁寧に探すと、一束くらいになる。
午後の作業は一時過ぎに始めて、三時過ぎに終えた。後片付けして、四時ごろ解散。次は天気が良ければ三週間後、悪い日があれば四週間ほど後に脱穀する。