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尻馬<蕎麦行脚>その3/番外編

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このところ天気が悪いとか、あれこれあって蕎麦行脚を怠けている。師匠は外国料理も食べつつ、蕎麦もかっ込み、その律儀さにはとても適わない、学ばねばならぬ。前置きは兎も角、この日は元の職場にちょっとした用があり、序にその折通っていた深大寺植物園前の蕎麦屋へ久し振りに行った。手打ちだかなんだか聞いた事もないが、チリチリっとちじれていて、しこしことして、コシがあり、相変わらずの美味しさ、ああ、お値段も相変わらずだった。タレの多いのがこの店の唯一の欠点。蕎麦湯で薄めてもこれだけは飲めない。仕方がないので、水のコップを空にして移すとか、隣の客の空いた茶碗に移すとかして、適量の汁と蕎麦湯を混ぜる。鰹節、煮干、などなどの材料の匂いは特にはしないが、美味い。
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前の道路が拡幅されるとかで一年以内に後ろへ下がり、商売は続けるらしい。私の元気でいる間はどうやらこの蕎麦は食べられそうだ。
by cassiopeam101 | 2005-10-13 09:06 | くいしんぼう