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定家蔓(ていかかずら)@散歩

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一月ほど前からだったか、あちこちの歩道と車道とを分けるフェンスに2-3cmほどの花がビッシリと咲いているのが気になっていた。花弁は四枚で、先っぽが時計方向に伸びていて、風車の風情。それが定家蔓らしいと数日前やっと判った。それで慌てて撮った名残の一二輪。気づいた元はここのyaso-banaさんの11番。yaso-banaさんのサイトを見ていて気づいた。いつも教えられている。ここまで判ると、あとはググルれば、定家と式子内親王のお話などは例えばこちらにある。♪玉の緒よ たえなばたえね ながらえば しのぶることの よわりもぞする♪ ♪来ぬ人を 松帆の浦の夕凪は 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ♪ こう並べて、この定家蔓が式子内親王の墓石に纏わり付いたのこの故事に因んで名付けられた、そうな。



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身を震わせて纏わり付く定家・・・。

補足:私の定家に関するコメントの補足です。定家の日記、名月記は良く知られています。そこには数々の客星などの天文現象が記述されています。かに星雲、超新星1054年の残骸は有名ですが、このリストは安部泰俊(清明から6代目)に作らせたのだそうです。やはりシツコイがくしゃだったのですね。そこには1006年の大客星の記述もあり、千年紀だと、現代の学者達、この中にもストーカーなんているのでしょうか、騒いで喜んでいるようです。関心のある方は例えばこちらをご覧下さい。
by cassiopeam101 | 2006-06-14 18:44 |