SlowDays

拘りの車@散歩

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前から気づいていたのだが、この車は米国クライスラーのプリマス/ダスターと言う名の車。散歩コースの一つの道沿いのお宅にある。多分色を塗り直して、相当手を入れたのだと想像する。動いているのを見たことはない。1970年代の車だろう。大変美しく、まるで飾ってあるようだ。



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こちらはセピア色の写真で30余年前に私がセコで買い求めた物。70年ダスターで散々故障して、散々直した。排気ガス規制が始まったばかりで、排気ガスを浄化するために排気ガスの一部を吸気に戻して、再燃焼させる仕掛けがあり、詳しい事は忘れたが、戻す排気ガスにフィルターが多分あり、これが悪さをした為か、このフィルターを外してあった。その為だったと思うが、エアフィルターが直ぐに汚れて、度々交換しなければならなかった。この苦労話が仲間の昼飯の話題となり、直ったか?と散々からかわれた。一月ほどして再燃焼ガス(ブローバイガスとか言った)回路のフィルターが外されている事に気づいて、そのフィルターを買ってきて、取り付けたら、この問題は解決した。それからはカラカッテいた仲間はそれからは自分達の抱えている問題を私に尋ねるようになった。余程のお金持は別として、普通の人達は5ドル程のマニュアルを買って、部品屋(autoparts shop)へ行き、自分で直すのだ。
この車はラジエーターもおかしくて、目詰まり、少々の水漏れなどがあった。布製のバケツをトランクに入れ、折々冷却水を足して走った。高速道路を走ると水温が上がり、車内の冷却装置を使うぞ、と家族に窓ガラスを開ける様に頼んだ。

当時の仲間の一人が何で日本の車に乗らないのだ?と尋ねられたが、その頃から日本車の評判は高かった。その後エンジンのコンピューター制御が始まり、エンジンには触れなくなった。そして日本車は故障しなくなった。

信州の番頭さんの車の話を聞いて、セピア色の昔話を書いてみた。

プリマス/ダスターについてはこちらをご覧あれ、コメントのサイトと同じ。
by cassiopeam101 | 2006-09-19 16:33 | 時空の変容