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ビジョンと危機感・・・@日経新聞

今年も早や二月になった。連れ合いが昨日の新聞を読んで島尾ミホさんに関する記事、文壇往来、を赤ペンで印をつけておいて呉れた。その上に、経済論壇があり、松井彰彦東大教授の『「ビジョン」と「危機感」なき改革い』と言う表題で、対処療法では逆効果にとの見出しを付けて、諸賢の意見を渉猟して、結果としては鳩山内閣の事業仕分けを批判するような、揶揄するような、論調になっているのが残念である。

鳩山内閣のやるべき事柄、政策は自民党とは違った事を試みて、その結果の記録をキチンと残すことであろう。明治の改革の時は西欧のモデル、お手本があった。それを掲げて、突っ走り、アジアの諸国民を犠牲にするようなことまでして、一応の成功をした。そして、今は縮小経済の全く新しいパラダイムに日本だけが先進的に入り込み始めている。この事は、ここに引用された諸賢はご存じだろうが、そこに踏み込んだ議論をしていないのが残念である。松本紘京都大学学長には経済研究所で縮小経済の研究を督励するよう指導されたい、とお願いしよう。この分野は欧米では絶対に行われないであろう。今日はここまで、また書いてみたい。
by cassiopeam101 | 2010-02-01 10:08 | 単なる記憶/メモ