ハレム@青山
座って辺りを見ると雰囲気が良い。
天井に張り付いたランターンは幻想的。
壁の灯りのシェードはステンドグラス風、その下に国旗をかたどった飾りがある。
壁に大きく埋め込まれたタイルの模様はチューリップ、国花、残念ながら少し暗い、が実際こんな感じ。
食事はコースを頼んだが、コースは二人前から。良かった、連れ合いと一緒で。
まずトルコパンと三種類のペーストとチーズ。皿の色が良いね。気に入った。ああ青い皿の向う右手のグラスにはアニス酒のイェニラキ。
上のと同じ前菜の取り皿だけど綺麗でしょう、それにテーブルの蝋燭、水のグラスの陰だが洒落ている。
これがメインディッシュ。手前八時の皿がサラダ、十時がトルコ風ピッザ、二時がシシカバブの類。
メインディッシュの取り皿がまた良い。
ちょっと暗いが六時の位置のがピッザで具を包み込んで両側が焼いてある。三時のが焼飯?ピラフか。二時の辺りから横に並んでいる暗いのがラム肉のつけ焼き、つくね焼、同じく鶏肉のつけ焼き、つくね焼、数から言って、次の取り皿でしょう。十二時のはマッシュルームにペーストをつけて石窯焼したもの。赤いのはトマト。
メインディッシュに乗っていた唐辛子の粉を入れた三日月型の小皿。小指を曲げたほどの大きさで可愛い。
デザートはパイとムースと紅茶。貼り付けてから気づいたが、デザートの皿もなかなか良い。
味は全て洗練されていて、都会風と言うかローカル色は薄れていると感じた。クドクナイ。お値段は福沢諭吉さんと少々。お皿を眺め、壁の灯り、タイルを眺め、食事を目と舌で楽しむ事を考えたら、高くはないと思った。
しかし、ガツガツトルコ料理を食べるなら、渋谷アンカラのもトルコ田舎料理風で捨て難い。
これで備忘録のリストの中から一つチェックがついた。