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電線のない街

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日本中街と言わず住宅地と言わず平成の路地裏でも電線がメチャクチャに張られている。デジタル回線が普及して光ファイーバーも電線に巻きついている。
この写真は暫く前に撮った電線地中化した街である。桜新町のサザエさん通り。ちょっと車のない時にと写したら、真に閑散とした風景になってしまった。電線の地中化といっても電信柱は撤去されるが、電柱のトランスはどける訳にはいかないらしい。この写真の中央辺り、浮こう側の歩道に箪笥ほどの大きさの鉄の箱がある。この不細工な構造物がそれに代わる物らしい。50mおき位にこの箱が鎮座している。不細工を誤魔化すためにサザエさんの姿が描かれている。
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脇道から見ると左の電柱に黒い筒が二本見える。これが電線を地中に入れている現場らしい。右の柱の塩ビ管は通信回線かも知れない。ここから先は通りの下に埋められている。通りの向う側にはもう電線が張られているから、直ぐに立ち上がっているようだ。
通りの向う側の家はおかしいな。隣のビルが上を覆っている!立ち退きしなかったから、その上の空間を頂いてしまったのだろうか?
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これは次の脇道の風景で、電線、通信回線の納まり状況は同じ。脇道の周りの建屋も喫茶店、飲食店などはなく、直ぐにアパート、共同住宅風の建物になっている。商店街の面的拡がりはまだないようだ。そうした客が寄り付くほどの後背地はないのだろうか。そう言えば、表通りに面して駐車場があったりして、何だか勿体ないような気がする。
by cassiopeam101 | 2005-10-18 14:52 | ふうけい