SlowDays

尻馬<蕎麦行脚>その4

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やっと台風一過の秋晴れ。自転車で出掛ける。連れ合いは幸か不幸か別件で用があり、別行動。これ幸いと学芸大学駅方面へ走る。最初に着いたのがこの「いしおか」。
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蕎麦せいろを頼む、シコシコこしがあり旨い。汁は蕎麦湯で薄めても特に鰹節の味もせず、美味。店、調度、器などなど全てあたらしい。店主も奥さんも出入りに丁寧な挨拶をされる。また来たいね、とつい思ってしまう。

次いで、夢呆は木曜日で休みなので、近くの尚古庵を目指す。途中でマッターホーン(ケーキ屋、古いね)の角を曲がる。学芸大学駅が高架になってから来たのは初めてだ。夢呆は直ぐに見つかる。確かに休み。携帯に入力した住所を確認して、一角をぐるりと回って、尚古庵を見つける。閉まっている。午後5時から夜中とか、書かれている。師匠の報告をちゃんと読まなかった。
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では次、サレジオ教会傍の朝日屋へ向う。目黒通りを横切って、ダイエーの脇を通って南へ向うがそれらしき店はなくて、瀟洒な住宅が続く。とある角で左手、東方向に、教会の搭がが見える。そちらへ向うとサレジオ教会角。そこから更に左折して、北方向へ向い、見つける。
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ダイエーの東側の道を南へ、一つ目の信号交差点角だったので、ひと回りした事になる。
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頼んだのはせいろ、長方形のざるに入っている。蕎麦は粉を細かく挽いてあるらしい。いしおかの蕎麦とは見掛けは全くちがう。しかし、シコシコこしがある点はかわらない。汁も美味しい。
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食べ終わる頃蕎麦湯が来る。これがこってりしていて凄く美味い。蕎麦猪口が別に付けて出る。汁に入れて、新たな猪口に蕎麦湯だけ入れて、双方別々に飲む。それぞれ美味い。

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もう一軒ぐらい行くかなと思案して、三軒茶屋の安曇野にしようかと自転車を走らせた途端吉法師を見つける。
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品書きをみるとせいろと田舎そばとある。東京ではなかなか田舎そばは食べられないので、田舎を頼む。これこれ太くて黒くてシコシコではなくボキボキしていて噛み応えが凄い。久し振りの味わい。堪能した。いしおか、朝日屋の蕎麦はそれぞれ美味しかったが、これとは比べられない。
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終りに蕎麦湯が鉄瓶に入って出た。また、蕎麦湯がかわっているのかと思ったが、味は普通のお湯のような蕎麦湯だった。でも、今日の三軒の汁はどれも美味しかった。

これで今日の尻馬<蕎麦行脚>はお仕舞。それにしても学芸大学駅付近は凄い。自転車をちょっと転がすと五軒の手打ち蕎麦屋があるなんて!羨ましい。あと二軒、武蔵屋と・・・、で一週間毎日違うお店で蕎麦を楽しめるのだ。うーーん、引っ越したくなった。

師匠、報告をちゃんと読んでいない事を図らずも証明してしまいました。本日の私の報告も勝手に書いていますので、師匠の顔に泥を塗るようなことになっているかも知れません。その節は悪しからず、ご容赦下さい。
by cassiopeam101 | 2005-10-20 16:26 | くいしんぼう