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目黒の古民家

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三月の末に碑文谷で手打ち蕎麦を食い、その足で雀のお宿へ回り、古民家をまた見学した。古い写真を貼るのは信州で新たに家を建てるべくあれこれ議論しているのを脇から眺めているうちにこの古民家を思い出したから。
左手が土間で、右手奥が縁側から庭で、中央が炉辺である。



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この絵には梁が微かに写っている。
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この土間の薪が積んである辺りの空間は私が60年前に疎開して住んでいた民家では便所だった。大小の便所があの辺りにあったように思う。その奥に今竈のある辺りは炊事場と竈であった、と記憶する。
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奥の間はこんな具合。収納場所は全くなくて、二階が納戸のようになっているのが分る。我々が借りていた民家ではこの奥の間で左手の障子の外に廊下があり、そこから出入りしていた。この目黒の古民家もそのような設えになっている。
by cassiopeam101 | 2006-04-15 21:14 | 時空の変容