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十月末の田圃で刈入れ@信州ーその20

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今年の稲刈の後の田圃。刈り取って、ハサバに干して、と言う作業を終えると大抵秋の日が傾いて、物悲しい景色になる。春先の田植の後の気持ちとは違うのだ。




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色々事情があって遅れた刈入れを十月末に行い、幸い参加出来た。田圃へ出掛けたら、既に一つのネットは外してあった。天気にも恵まれた。
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田圃にはいろんな物が数は僅かだが落ちている。これは私が見つけた野鼠の死骸。すっかり田舎の子供になった番頭さんの男の子が平気で尻尾をつまんで楽しんでいた。
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ネットを外したら、次には田圃の四隅を一坪ほど稲刈鎌(ギザギザの歯がついていて、草刈鎌とは違う)で手で刈る。
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手刈りの稲も藁で縛る。こんな大きさ、太さの束になるように、刈った稲を併せて、畦に交互に直角になるように重ねてね。と子供達にお願いするのだが、刈る事が面白いのか、他の事はやっぱりね。
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いよいよ刈り取った角に稲刈機を入れて、刈り始める。これは田圃の持主に借りた二十年もの。それにしては錆びもなく良く走る。
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刈り取って、束ねて、紐で括って、パタリと落とした所。なかなか良く出来ている。
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・・・と褒めたら、あれれ?刈り残し!なんだこれ?!
あれこれ調べるが判らない。どこかが詰まっているのだろうと棒切れなどでそこらじゅうを突いて、刈り屑が詰まっている所を一応掃除して、走らせる。まあ、何とか刈れる。やれやれ。
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・・・てな具合でハサバの棒が一本置けるほど刈ったところで、私も少し稲刈機を動かす。クラッチの効きが悪くて、ワイヤーが伸びているのか?、進行方向が定まらない。それを力がないのに無理やり補正しようとするので、腰を使い、痛める、と言う悪循環。でもまあ、三分の一か四分の一くらい刈った。これで二日ほど腰周りが痛かった、筋肉痛。
このビニールのシートは去年使ったとかで、今年はこのシートの掛っていない分沢山採れたことになる。作業途中に田圃の持主、田圃の隣の専業農家のお爺さん達が別々に来て、出来の良いところは自分の田圃より良く出来ている、とそれぞれお褒めの言葉を頂いた。そして化学肥料を入れればもっと採れるが、とプロ意識を語った。牛糞はどうかね?と番頭さん、ああ効くだろうと地主。地面が凍る前に牛糞、鶏糞を入れるから、都合がついたら、来てください、と番頭さんのお話。はーーい。
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最後にネット掛ける。また赤ゲラなどの小鳥が掛らなければ良いが。今年は借り入れの時期が大幅に遅れたが、稲は田圃の中で乾燥したらしい。11月早々に脱穀が出来そうだと古老のお話。
by cassiopeam101 | 2006-11-01 08:03 | 米作り