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麦秋(ばくしゅう、むぎあき)@信州

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田圃へ行く道すがらryouさん一家で麦畑の最後の手入れをしていたので立ち寄る。平地では麦秋はもう少し前で、田植えと麦刈が殆んど同時に起こる、発生する。この事はつい最近まで知らなかった。高橋治の蕪村春秋(朝日文庫)を読んでへェー、そう言えばそうだ、と納得した。蕪村の俳句の絵画性については沢山の指摘、著書があるが、高橋治は、映画監督をしていた時期があり、蕪村の句の動画的な要素があるとの新たな指摘をしているのが、この著書で、目新しく、楽しい。そこで麦秋の項に著者自身が敗戦後の食糧難の時期に麦刈と田植を手伝わされて大変苦労したと言う件があった。たぶんその頃は我々が今やっている有機米作りと同じような作業手順ではなかったか?と想像される。ああ、そう言えば、この本はライブログに掲げていた・・・。
ryouさん一家の有機麦作りはまた昨今の食糧自給の掛声の魁(さきがけ)となっているようで、凄い知力と体力・・・。体力は明らかにとても敵わないので脇からこうして眺めて若さを羨ましがるだけ・・・。
by cassiopeam101 | 2008-06-08 14:15 | 米作り